Vietnam, 2008

9月20日(土)


クチ

  8:30 起床。
  9:10 朝食。
 10:00 チェックアウト。
 10:15 今日は予備日に当てていましたが仕事は順調に終了したため一日観光になりました。そこで上司もまだ行ったことがないクチトンネルへ。上司の知り合いのベトナム人の方に案内していただきます。アンさんと言います。
 10:30 とりあえずカフェでお茶。ホテルのじゃないです。地元に人気のカフェということで人がいっぱいでした。ここでお茶しながらクチまでどう行くか確認。私たちはタクシー一日貸しきって50ドルぐらいでどうかと話してたんですが、アンさんが実際にタクシー停めて交渉してもらうと30kmぐらいだからその分のメーターで支払いだと貸切は却下。まぁ、そんなに高くないだろうということで片道だけお願いしていくことになりました。市内は車とバイクがごちゃごちゃで大変な交通状態になっていますが、郊外は車とバイクがそれぞれ走るところを分けられていて快適に走ることができます。しかし運転手が道を良くわかっておらず結局2時間かかり走行59.6kmの593,000ドン。運ちゃんも悪いと思ったのか見学終わるまで待ってるので帰りも送る。往復で割り引かせてもらうというのでお願いすることに。

 クチトンネルでは最初のゲートで入場料を中で外国人向け料金という2重の料金を取られました。せこいな。

 クチトンネルはベトナム戦争の時に米軍の侵略に対抗するため、南ベトナム民族解放戦線により作られた総延長250kmにも及ぶ地下トンネルです。日本の防空壕というよりも蟻の巣といったほうがわかりやすく末期には3階建てにもなっていたそうです。また米軍がトンネル内に侵攻してきても狭い通路や様々な罠により難攻不落のトンネルとなりました。

 さて観光ですが軍兵士の案内によりジャングルの中を進みます。先ずはクチの歴史とベトナム軍がどれだけ勇敢に米軍と戦ったかというプロパガンダ映像を20分ほど見せられます。訪れたグループの言語毎に分けられるらしく映像は日本語でした。その後トンネルの概要の説明を受けてから実際のトンネル見学に移動します。作戦室、休憩室、分娩室、手術室、台所などの施設がそれぞれのトンネル内に作られていました。トンネルの内部は狭く比較的格好の小さいベトナム人が通れる程度の広さに作られていて米軍はきっとこの中では思うように動けずに罠にハマって行ったんだろうなと実感しました。トンネルの作りも秀逸で坑道の通気口は岩などでカモフラージュしたり、台所は直火なので煙が中にこもらないように、また煙の排出口もその場所より遠くにするなど気配を感じさせない工夫がありました。台所では当時主食としていたタロイモを蒸かしたものをいただきましたがさつまいもみたいな味でちゃんと食べれました。当時の食糧事情ですが米軍は夕方になると基地に帰ってシャワーを浴びるので、米軍が帰った夕方からは田んぼや畑に行って食糧を自給していたそうです。これも驚きです。

 ひと通りの見学を終えて休憩。上司は途中から日ごろの運動不足がたたり足がパンパンだそうです。私は毎日の昼散歩が功を奏し無問題。クチに行かれる方は体力と汚れてもいい服装が必需品です。

車とバイクは分けられる いいお天気 先ずここで入場料 次にここで外国人向け入場料 観光ポイント このような鬱蒼と茂ったジャングルの中をベトナム軍兵士の案内により進みます 当時のベトコンの衣装だそうですが「こんなにきれいじゃないし裸足も多かった」そうです この爆弾は、地上に落ちる途中で多数の砲弾を四方八方に飛び散らせる仕組みになっていてベトナムの人々を無差別に殺すために作ったと言われている クチトンネルの断面図 トンネルへの階段の入口・出口にはこのように屋根がついています(観光用にわかりやすくで実際ではない) 実際にはこのような小さい穴から奇襲したそうです トンネル内部はこのようにかがんで進まなければいけないほど狭いです。 分娩室 手術室 作戦室 休憩室 台所 坑道の通気口 煙の排出口、台所より10mほど離れた場所にある 当時の主食のタロイモ 様々な罠の展示 この日には見学の中学生がいっぱい来ていました 汚れたカバン

 クチトンネルですがツアーだとベンディンというところが観光地化されていて実弾の射撃とかもできるところらしいんだけど、もう1つベンドゥオックというところもあってここは地元の人が行くところでお寺があってお参りするような観光地化されていないところいうことをネットで確認していました。今回行ったところがどちらなのかわからないんだけどもしかしたらベンドゥオックだったのかもしれない。敷地内なのか外なのかわからないけれど出口付近に寺がありアンさんから「是非行きましょう」と誘われたので行ってみることに。名前を忘れちゃってネットで調べたらベンドゥオック寺というのかも(詳細不明)。

ベンドゥオック寺? ベンドゥオック寺? ベンドゥオック寺? ベンドゥオック寺? ベトナムの子どもの昔ながら髪型らしい

 14:50 クチ発。クチからの帰り竜巻かと見間違えた雲を見ました。だんだんと天気も悪くなり途中でスコールになりました。
 16:25 市内に戻ってきました。タクシー代は結局118.6kmで1,065,000ドン。料金は900,000ドンになりました。チップも入れて7,000円ぐらい。この距離乗ってこれだけで済むなんてやっぱ安いよね。ベトナムのきちんとしたタクシーは料金と単価と走行距離がメーターに表示されます。メーターもダッシュボードの上になります。ボッタクリタクシーはこうなっていませんのでお気をつけを。
 昨日の分で交通状態すごいと書きましたが要の信号機がベトナムは低いです。これじゃ良く見えないし目立たないし守らないのも当たり前かと。

竜巻かと見間違えた雲 信号機


夕食

 みんな朝から全然食べていないのでちょっと早いけど夕飯にすることになりました。場所はアンさんオススメのガーデンレストラン「DAT SET」。ここも日本人見ませんでした。地元の人が家族や仲間で来るような時に使うと言っていました。土蒸しの魚がおいしいとのことです。

 先ずビール。ベトナムはビールに必ず氷柱がつくそうです。ホテルでは見かけなかったけど昨日のレストランもそうだった。ビールもいちいち取ってくるのではなく席の隣に氷を入れたビール入れを置いといて追加注文するとそこから出す仕組み。合理的って言えば合理的。メニューはアンさんにおまかせでお願い。どれもおいしかったです。今回の出張ではあまり口に合わない食事はありませんでした。たぶんいいとこに連れて行ってもらってるんだと思います。街角の露店で食べたらまた全然違う印象かもしれません。

 トイレに行った時に小便器に氷がありました。見たことないので驚いて話したら上司より「日本にもある」と一刀両断です。そうとう酔っ払ってきたようです。

看板 店内 ビール(氷柱つき) 花の茎の炒め物と鳥肉(小骨あり)の料理 豚肉の料理(あんかけ) パン 魚の土蒸し 店員が魚を土から出しているところ 牛肉炒め 小便器に氷


帰国へ

 20:00 食事の途中でスコールが来ましたがまだ止んでいませんがもう食べれないし飲めないのでそろそろ荷物をピックアップしにホテルに戻ります。
 20:15 ホテル着。荷物を受け取りアンさんにお礼を言ってお別れ。ホテル内にあるCO-OPでお土産を買う。
 20:45 ホテル出発。
 21:10 タンソンニャット国際空港着。まだ全然時間が早いです。ボーディングチケットに交換して、トイレ行って、イミグレーションして、セキュリティチェックして、免税店見て、椰子のみジュース飲んで、タバコ吸っても時間が余ります。上司はクチの疲れと飲みすぎで眠そうです。
 23:40 やっと搭乗開始。
 24:00 離陸。さすがに私も眠いです。乗ってすぐとは行かなかったけどそのうちに寝ちゃいました。
  5:45 乗って3時間ほど経った日本時間5:45に朝食。気分良く寝ていたのに起こされるんですか。その割には大しておいしくないんですがなにか。
  7:30 成田到着。入国審査、一服して帰りをどうするか調整。一番早く帰れるNEXが8:52発の品川行きだったのでそれを購入して乗車。ひたすら眠く2人(たぶん上司も)とも爆睡。
 10:04 品川着。ここからは上司は新幹線、私はローカル線です。お互い眠すぎるので一杯とか何も考えずここでお別れ。お疲れさまでした。
 10:12 品川発。
 11:10 地元着。奥様に迎えに来てもらい帰宅。

各種コーヒー ベトナムのお菓子 インスタントのフォー 子供用シャツ 子供用シャツ 空港外 空港からの眺め 空港内 椰子のみジュース 機内食


総括

 短い割には時間に余裕があったため、観光も多少はできて有意義な出張になりました。海外はアメリカ以外の国は初めてで、日本より物価の安い国というのも初めてで、これもまたなかなかいいものだなと思いました。

 この貴重な経験の場を与えていただいた会社の方々、そして道中無事で過ごせるように導いてくださいました神様に感謝して報告を終えたいと思います。(このHPを見るとは思いませんが)

 ありがとうございました。


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